不動産売却を成功させるノウハウ No.2 不動産会社選びで結果は変わる
不動産会社選びで結果は変わる
今回はご自宅売却の「知恵」となり、 またパートナーとして売却活動をしてもらう不動産会社の選び方に ついてお話しします。
最初に、結論となる「 どんな不動産会社に売却を依頼すればいいのか?」 の答えをいってしまいましょう。
それはズバリ「お客さんを大切にする不動産会社」です。
「どうやってそんな不動産会社を探すのか」については、 次回以降ご説明します。
「高く売りたい」
「早く売りたい」
「気持ちよく売りたい」
「 いい買主さんに買って欲しい」…
自宅を売るとき、 売主さんはいろいろな希望を胸に抱いています。
ただし、自宅を売るという事は「買い手」あってのこと。
「市場の状況」にも影響されるため、 自分の希望していた通りの結果にならないこともあります。
もちろん、希望通りに売ることが難しそうであれば「 売るのをやめる」という選択肢もあるでしょう。
しかし「 売らなくてはいけない状況」の売主さんもいます。
そのとき、売却活動の1つひとつの工程、また、 値下げの計画などについて事前にある程度、 きちんとした説明を受けていれば、 納得しながら売却を進められます。
売って後悔しないようにするには、 事前にしっかりと説明を聞いて、
「納得」 して話を進めてゆくことが重要なのです。
「味方となり、 親身になってしっかり話を聞いてくれる不動産会社」
例えば、売れないから値下げしなければいけないとき、
「 値下げの根拠」を明確に提示できる不動産会社や、
納得して後悔しない売却をしてほしいのです。
なぜ、ここまで何回も「後悔して欲しくない」 と話をしているのでしょうか。
これには大きな理由があります。
例えば、売主さんが満足いくご売却をできなかったとき。
そのとき売主さんはこう言います。
「こんなに安くなるなら、こんな家を買わなければよかった」
売主さんは売却が自分の希望通りにいかなかったという結果を今の 時点で後悔しているのではないのです。
後悔する結果をもたらした
「家を買った十数年前の自身の選択」 をも否定するのです。
逆に、素晴らしい結果を得た売主さんはこう言います。
「やっぱり、あのときこの家を買っておいて正解だった」
この差は天国と地獄です。
今現在における売却の結果は、
売主さんが買った時点の「 お客様自身の選択」にも影響を与えます。
「いい家だった」というのか
「あんな家を買わなきゃよかった」 というのかで、
その為、不動産会社は大きな責任を負います。
「売り方と結果」で、 お客様の家の思い出の一部をシロにもクロにも書き換えてしまうこ とがあるからです。
皆様にも「あの時この家を買っておいてよかった」 といってもらいたい。
だからこそ、「味方となりお客様を大切にする不動産会社」に売却を依頼することを強調するのです。
不動産売却を成功させるノウハウ 自宅売却は急がない No.1
自宅売却は急がない
日ごろ私たちは、自宅や不動産を「売る」ことを想定して生活していません。
相続や離婚、住み替えなどの理由ができて、
短い時間の中で「売る」ことを決めざるを得ない場合が大半です。
その短い期間の中で、不動産会社を選定し、資産の分割や新しい住まいの購入など、
短期間に大切なことをたくさん決定しなければなりません。
しかし、不動産売却と言う一連の作業は、プロでも大変な仕事です。
これはほとんど経験のない私たちがうまくやり遂げるのは難しいのが実情。
まして信頼できる、誠実な仲介パートナーがいなければ困難です。
将来、不動産を売却する可能性が少しでもあると感じている人は、突然やってくるその日に備え、次に挙げる項目程度の心の準備はしておいていただきたいと思います。
①売却を想定し、備えておく。
売却する場合に「関係者」となる家族や兄弟、親戚と、
売却の可能性や自分の気持ちなどを普段から少しでも話しておく。
②近隣の売却広告などを集め、相場観をチェックし、
自分の不動産がどの程度の価格で売れるかを想定しておく。
③友人知人、信頼できる人のなかに不動産関係の仕事をしている人がいないか探して、
「もし売却するときは、お願いするかもしれません」と話して、
実際に取引するときの情報をあらかじめ収集しておく。
こうして心の準備をしていたとしても「急なこと」ですから、
「高く売る」より「早く売る」を優先せざるを得ない場合が生じます。
しかし、急ぐと最後は時間に追われ、妥協せざるを得なくなります。
そうなると、売却した後に後悔する可能性があります。
たとえば、相続税を払うための不動産の売却を考えてみましょう。
兄弟姉妹など相続人間で話し合いをしていれば、すぐに経ってしまう時間です。
納期間際になって、慌てて金額を下げて売る。
焦らなければ、もっと高く売れたのに…、と後で後悔することになります。
そうならない為に、売却せざる得なくなる前に、備えをしていく必要があるのです。
備えあれば憂いなしです。